アイドルという可能性

書きたいことは書いておかねば、ということで本日に二回目の更新

前記事でNEWS小山慶一郎にハマるまでを書いたのだが、じつはこの話には抜けている点がある。それは、ジャニーズタレントをアイドルとしてみるようになったきっかけである。

このきっかけこそ、少年ハリウッドというアニメだった。
『少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-』vol.1(Blu-ray)


この作品は端的に言えば5人の少年がアイドルをする、とまとめてしまえるのだが、かなり画期的なアニメだったとも言える。登場人物はキラキラした王子様のようなアイドルではなく、普通の高校生であったり元ヤンだったり子役だったりアイドルに憧れてたり、バンドをやりたかったりしていて、とてもリアルだ。作品の構成もかなり挑戦しているというか、一話まるまるミュージカルだったりと面白いものだった。

詳しくはぜひ作品を見て欲しいのだが、この中の話に一話まるまる生放送音楽番組というのがある。音楽番組だから少年ハリウッドのメンバーだけではなく大御所演歌歌手もいるし、女性アイドルもいるし、なんならミスモノクロームもいる。そんな中でトークもするのだが、初っ端の自己紹介から噛む。トーク自体も微妙。でも頑張ってる感はある。生放送独特の微妙な間もある。というように、すごくリアルな作りだった。そして曲になるわけだが、見てる私はもうハラハラドキドキだった。歌詞間違えないかな。ダンス出来るかな。動きは揃うかな。そして無事に終わった時に、本当にホッとしたし、よかったね!と全力で思うことが出来た。アニメーションなんだから結果はわかりきっていたはずなのに、見ていてドキドキして、全力で応援している。これが、私にとってはすごく衝撃だった。そしてこれこそが、アイドルなのだと思った。

ただパフォーマンスをみて楽しむだけでなく、感情移入をして、共に歩む。俺たちについて来いというアイドルは多いが、ついて行きたいと思えることこそがアイドルの魅力なのだと思う。

少年ハリウッドがなければ、私はアイドルにハマることはなかっただろう。少なくとも、グループでのテレビ露出の少ないNEWSには。ありがとう少年ハリウッド。